9月30日(水)午後、公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会主催の「風力発電関連産学連携プロジェクト創出支援セミナー」が、ラトブ内いわき産業創造館にて実施されました。
講師として、東京大学先端科学技術研究センター(以下、東大先端研と略します)飯田誠准教授、当社からはシステム開発一部二課 鈴木潤一課長が講話を行い、それぞれ風力発電業界の動向と企業の参入について、及び、産学連携プロジェクトへの当社の取組と課題について発表しました。

まず、当社鈴木課長から、約30分にわたり東大先端研との産学連携プロジェクトへの取組事例と課題について発表を行いました。

発表内容は、
 ・2016年度から開発を開始し特許を取得したIoT向けバックス無線通信方式について
 ・東大先端研と連携し、共同研究開発を実施することになった経緯
 ・風力発電タワーに使用されるネジの劣化遠隔監視システムの取組み
などについて、技術的な内容やエピソードを交えての講話となりました。

続いて、東大先端研 飯田准教授から、1時間ほど、いわき市と東大先端研が共同で行ったフィジビリティ・スタディーの結果とそこから見えてくる現状・課題を踏まえた企業の風力産業への参入手法についてお話し頂きました。

今後、福島県内では、風力発電拠点形成プロジェクトなどにより、浜通りを中心に350機を超える陸上風力発電施設が建設される予定があり、参加された企業の方々は、熱心に発表を聞いていました。

 

発表後、個別相談会が実施され、来場された参加企業の方々からは「このような現場で使えないか」「このような使い方ができるといいな」といった貴重なご意見を頂くことができました。

コロナ禍の大変な状況が続く中ご来場いただき、心より感謝申し上げます。
当社は、今後も継続して風力発電関連のプロジェクトを進めていき、少しでも地域に貢献できるよう努めてまいります。

広報委員